日本語学校における事務の業務内容

日本語学校における事務の業務内容
  • 08月23日
  • 2024年

日本語学校における事務の業務内容

日本語学校での事務業務とは企業での事務業務とは全く違います。

日本語学校での事務は「なんでも屋」のようなもので、業務は多岐にわたります。

日本語教育以外のすべてに携わります。学生にとって日本での親のような存在です。来日前から卒業後しばらく事務職員は学生と関わることになります。

以下、4点が日本語学校の事務業務として大きく占めるものです。

a. 受付業務

一般的な受付業務同様、外部からの来客者の対応と電話対応などがあります。加えて在校生に対する受付も行います。特に入学したての日本語能力が低い学生に対して、その言語に対応できる職員で受付をする必要があります。学生たちは急を要するものや、比較的時間に余裕のある者など様々な相談事を持って来ますので、臨機応変に対応できる能力が求められます。

b. 経理業務

学校によって事務業務の範囲と異なる場合もありますが、事務業務として任せられている場合、この経理というのは学費の入金確認や学生が受験する試験の受験料の集金、学校の消耗品の購入などの現金の出入金管理を指します。

c. 学生対応業務

一般的な事務業務とは異なり、非常に大切なのが学生対応です。学生の生活指導や生活サポートがあります。病院への付き添いや、銀行、役所関係への引率などが含まれます。言語対応が可能な事務職員の場合は、通訳や翻訳を行う事も多くあります。学生と病院等のスタッフ、学生と教員との間に入り、相互理解のサポートをします。

d. 入管業務

詳細は入管業務のページで説明していますが、在留資格認定証明書交付申請や在留期間更新申請、資格外活動許可申請、定期的または随時の入管への報告業務などが主なものです。学生対応業務と並んで事務業務の多くを占めています。細かい決まりも多いので専門的な知識でミスなく的確な書類作成能力が求められます。

上記以外で、学校の運営を維持するための業務があり、校内の整備や清掃管理といった業務が挙げられます。消耗品を購入したり、校内の設備に不備があれば業者に連絡して見積もりや発注の依頼をすると言ったこともあります。

日本語学校の事務業務は学生だけではなく、学校の経営者や外部とのやり取りも多くあり、コミュニケーション能力は非常に大切です。一方で、書類作成業務も多くあるので、基本的なパソコン操作や、書類作成能力も欠かせないものとなっています。

人と話すことが好きだったり、人をサポートすることが好きな方であれば、大きなやりがいを感じられる仕事です。

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